ラムネのガラス玉は特級品だった・・・

子供の頃、炭酸が苦手なくせにお祭りの時だけやたらに欲しくなったラムネ。
家で飲むとたいしておいしいとも思えないのに、夏祭りの時に飲むとおいしいのはなぜだろう(笑)
そして子供にとっては、ラムネの瓶の中に入っているビー玉も魅力のひとつ。
あれを何とかして取ろうとやきもきし、それでも取れずに諦めてしまったことが何度もあるんだけど、大人になって、実はラムネのフタは時計回りに回すとはずれるというのを知り、あのときの苦労は一体・・・とちょっとむなしくなったのを覚えている(笑)
まああのビー玉は取るまでが華で、取ってしまうとそこらにあるようなビー玉と変わらないから、すぐに飽きてしまうのだけど。
ただ、このラムネのビー玉。実は「ビー玉」という名前ではなく、正式には「A玉」ということを知ってびっくり。
そもそもラムネに入っているビー玉は子供の興味を惹くためにわざわざ忍ばせているわけじゃなく、ラムネの炭酸が蒸発してしまうのを防ぐための栓の役割を果たしているわけだけど、ラムネの場合、ペットボトルとは違って上にはプラスチックの簡易的なフタしかついていないから、気化しないようにまん丸なものでしっかりフタをしないと炭酸ガスやラムネが漏れてきちゃうんだよね。
で、そのガラス玉には種類があって、ラムネに使えるような綺麗なまん丸のA玉と、そうではないB玉に区分されるんだとか。
よくいう「ビー玉」はこの「B玉」のことで、A玉になりきれなかった型落ち品というか、B級品のことなんだそう。
傍目にはどっちも丸く見えるけど、そう言われてみると確かにラムネに使われている方がまん丸がきれい・・・なような?(笑)