非行と不良は違う

これまで「不良になる」と「非行に走る」は同じ事だと思っていたけれど、厳密には不良と非行は同じものではないらしい。
じゃあ何がどう違うのかというと、両方とも未成年者が悪い行いをすることという点では共通しているけれど、不良行為の場合、非行よりも程度は軽いものの、道徳には反している行いのことを指すんだって。
要するに悪いことの度合いは不良<非行ってことみたい。
つまり具体的に悪いことはしていなくても、夜中に繁華街とかをウロウロしていたらそれは「不良行為」にあたるってこと。
さらに悪いことを繰り返すと「ぐ犯少年」と認識され、ひどい場合は少年院送致の可能性もあるんだとか。
ちなみに「少年院」と言うと未成年の男子だけが収容されるように聞こえちゃうけど、日本では20歳未満の少年・少女はまとめて「少年」と呼ばれるので、法律的には「不良少女」は存在しないらしい。
一方の非行は完璧に法に触れる行為のことで、たとえば盗みを働いたり、誰かに暴力をふるったりしたらそれは不良ではなく非行。
うーん、これまで不良少年も非行少年も同じ意味合いで、単に呼び方がちょっと違うだけかなーと思っていたんだけど、実際にはちゃんとした違いがあるんだね。
でもこういうのってテレビとか新聞の報道では明確にわけて紹介されているんだろうけど、世の中の人のほとんどはその違いを知らないんじゃないかなあ。
だってこういうのってあらためて教えられたりしないから、個人で調べないとなかなかわからないもんね。