ネット動画の方が確かに便利だけど

若者のテレビ離れという言葉は耳にたこができるくらい聞いたけれど、その理由について新説が出てきたのだそう。
まあテレビ離れの大元の原因はインターネットの普及にあって、わざわざテレビを見なくても、ネットで好きな動画を見ればそれでいい・・・って人が増えたからなんだよね。
でも家でゆっくりできる時間があって、なおかつ見たい番組がある場合はやっぱりテレビを見るんでしょ?と思っていたんだけど、それもどうやら違う模様。
それでもあえてネット動画を選ぶ心理として「テレビは動画が途中から始まるから」という理由を挙げた人がいるんだとか。
まあ確かに、テレビをつけたらちょうど面白そうな番組をやっていて見始めたはいいけれど、前半部分の流れがわからないまま・・・というのは何だかもやもやする。
その点、ネット動画は再生ボタンを押せば頭から再生されるので、前半部分を見逃した~ってことにはならないんだよね。
さらにテレビの場合、途中でトイレに行きたかったり、用事があったりする場合、一時停止しておくということができない。
一方、ネット動画なら一時停止ボタンがあるから、それだけポチッと押しておけば、何分でも席を外してOKなんだよね。
なるほどそういう考えなのか・・・とちょっと納得。
ただ、私自身はそこまでテレビ番組にこだわりはなくて、前半部分を見逃しちゃったら、後半部分だけを楽しむか、あるいは最初から見ないか、のどちらか2択になる気がする。
おそらく私自身、テレビでドラマとか映画を見たりする習慣がないせいだろうな。
バラエティとかなら、たとえちょっと見逃しても話は通じちゃうしね。
そんなわけで、自宅にそもそもテレビを置かない・・・という若者も増えているんだそう。
まあそういう選択肢もありかな~とは思うけど・・・ふと、ネットで配信している電子書籍と、本屋さんの違いみたいだなと思った。
電子書籍って本屋さんに行かなくていいし、スマホタブレットに落とせばいつでもどこでも見られるし、ネットで検索すれば好きな本を即座に見つけ出して購入できるしで、とにかく手間がかからない。
そのぶん時短になるとは思うんだけど、本屋さんに行った時に感じる「出会い」の確率がそのぶん低いんだよね。
ここでいう「出会い」っていうのは男女のそれではなく(笑)自分がこれまで興味を持たなかったジャンルや、知らなかった本との出会い。
本屋さんでぶらぶらしていると、あまり興味のないジャンルの本でも、ディスプレイされているとつい目にとまって、何気なく本を取ってみることがある。
そこから新規開拓が始まる可能性もあるわけで、世界が広がるんだよね。
自分の好きなものだけを厳選して見るっていうのはぜいたくなことだけど、それだと視野が狭くなる可能性もあるんじゃないかなあと思う。