おむすびの方が美味しそうに感じる

おなじみの昔話の中に「おむすびころりん」というのがある。
私も子どもの頃に絵本を読んでもらって知っているのだけど、普通のおにぎりのはずなのに妙においしそうだなーと思ったのを覚えている(笑)
それがなぜなのか、長らく自分でもわからなかったのだけど、もしかしたら「おむすび」という響きにあこがれがあったのかなあと思い始めた。
おむすび=おにぎりだけれど、私は東北住みのせいか、これまでリアルで「おむすび」と言うことばを耳にしたこともないし、自分で使ったこともない。
どうやら関東から東海道にかけては「おむすび」が主流らしいのだけど、日本の大多数の地域では「おにぎり」が主流なので、リアルで耳にすることはめずらしいのかもしれない。
でも自分が耳にしたことがないせいか、同じもののはずなのに、おむすびの方がなんとなくぜいたくな食べ物に思えてしまう(笑)
ちなみにおにぎりっていうのは、「にぎりめし」から転じたものという説が有力らしいけれど、この「にぎりめし」っていう言葉も何だかおいしそうに聞こえるよねえ。
確か何かのマンガで「にぎりめし」という言葉が出てきて、そのキャラがさもおいしそうに食べていたから、そのイメージが強いのかもしれない。
「おにぎり」だと逆にありふれているから、特別感もないし、あんまりそそられないのが不思議。
もちろん、おにぎり自体は好物なんだけど(笑)
ただ、普段食べるのは自分が作ったおにぎりなので、あんまり美味しく感じないんだよね・・・。
なのでたまに、子供の頃に食べたような、母が握ったおにぎりを食べたいなあと思ったりする。