秀才の集まり・・・のはずなのにね

2012年7月に無理な一気のみをさせられて死亡した東大生の両親が損害賠償を請求する訴えを起こしたらしい。
当時東大教養学部2年だった男子学生は、テニスサークルのコンパに参加中、焼酎約1.1リットルを一気のみしたあと、急性アルコール中毒で昏睡状態に陥ったのだそう。
ところが昏睡状態に陥った学生をまわりにいた参加者の誰も救護せず、なんとそのまま4時間放置したらしい。
結果、男子学生は急性アルコール中毒で死亡。両親は息子の無念を晴らすために、当時コンパに参加していた元学生ら21人に対し、約1億6900万円の損害賠償を求めて提訴中とのことらしい。
一気飲みは危ないというのはかなり前から言われていることで、誰もが知っている事実だと認識しているのだけど、未だに一気のみをやらせる人がいるんだな・・・と愕然とした。
これまでにも一気のみによる急性アルコール中毒で死亡した例はいくつかあって、そのたびに問題視されてきたというのに・・・。
しかもそれをやったのがかの有名な東大のテニスサークルだと言うから二重にびっくり。
偏差値の高い秀才ばっかりが集まる大学のはずなのに、こんな馬鹿な真似をするものなのか・・・と、ちょっとがっかりしてしまった。
もちろん、一気のみしてしまった学生の方にも非はあったかもしれないけど、サークル内での上下関係は絶対!というところも多くて、そういう場合、先輩から一気のみを強要されたらなかなか断れないんだよね。
もしそういう状況だったのなら、確かにまわりにも非はあるわけで。
何より、倒れた時に誰も助けようとしなかったんだから、やっぱりまわりの責任は重いだろうな。