マイナンバー詐欺でついに数千万円被害

マイナンバー関連の詐欺は「マイナンバー」という言葉が出始めてすぐに始まり、中には実際に金銭をだまし取られたケースもあったそうだけど、今回、なんとひとりで数千万円をだましとられるという大規模なマイナンバー詐欺が発覚したのだそう。
被害者は東海地方に住む80代の女性で、昨年「国の機関から委託を受けた相談窓口」を名乗る人物から「マイナンバーが始まるので調べている」という電話があったのが事の始まり。
その人物の言葉を信じてしまった女性がマイナンバーの番号を教えると、今度は別の人物から電話がかかってきて、「名義を貸したことになる。あとから返すので500万円送ってほしい」と言われ、後日自宅を訪れた人物に500万円を手渡してしまったんだとか。
詐欺行為はそれだけで終わらず、その後もなんだかんだと理由をつけて複数回にわたって現金を送るよう指示され、最終的には総額数千万円をだましとられてしまったんだって。
ここらへんでようやく自分でおかしいと気づいたのか、はたまた家族が気づいたのか、どちらかはわからないけど、ようやく行政が知るところとなり、今回情報が公開されるに至ったみたい。
当たり前のことだけど、マイナンバーに関連して新たに金銭を要求されることはないし、支払の義務もない。
そういうのは再三公表されてきたことなのだけど、やっぱりまだまだマイナンバーそのものの認知度が低く、だまされてしまう人も多いのだなと思った。
特に高齢の方は「マイナンバー」の仕組みそのものがわかっていない人が多いと思うので、未然に防ぐためにはやっぱりまわりが注意しなきゃいけないんだろうな。