1000円はどこに消えた?

私は典型的な文系人間で、国語と英語は得意だったけど、数学や理科などは大の苦手だった。
今でも子供相手に勉強を教えることがあるけど、国語と英語なら難なくすらすら教えられるのに、数学と理科については自分でも一から勉強して理解しないと教えられず、時には子供から逆に教わることも(汗)
自分でも情けないなあと思うけど、数学って解き方を思いつくセンスの有無も関係してくるから、これはもう天性のものでは?と思う。
大人になると子供の頃よりも頭が固くなるからますます数学的センスの才能にも開きが出てくるだろうしね。
そこで自分の頭がどれだけ数学的センスに乏しいかをチェックするため(笑)「数学的センスがわかるクイズ」というのをやってみた。
問題は3人連れの女性がホテルに入ったところ、「空いているのは総額一晩3万円の部屋だけ」と言われたので、3人の女性はそれぞれ1万円ずつ出して宿泊。
ところが翌朝、オーナーは「女性のみのグループは25000円になるキャンペーン中だった」ことを思い出し、差額の5000円を女性たちに返金するようボーイに言いつけたのだけど、5000円は奇数だから、同じく奇数の3人で等分することができない。
そこでボーイは2000円分をマイポケットしてしまい、女性には残り3000円を等分にわけて1000円ずつを返金。
女性達はそれぞれ支払時に1万円を出して、あとから1000円戻ってきたんだから、最終的に9000円ずつ支払ったことになるんだけど、9000円×3人=27000円となり・・・あれ?ボーイがネコババしたのは2000円だから、27000円+2000円しても29000円となり、1000円がどこかに消えちゃったことになる。
ではこの1000円、一体どこに消えちゃった?というのが問題。
確かに問題文だけ見るとすごく不思議で、あれ??と首をひねってしまったんだけど、どこかにからくりがあるはずだと思って謎解きに奮闘。
で、問題文をもう一度読み直そうと思ったんだけど、そもそも女性一人あたり1万円という金額が提示されていたのに、キャンペーンでは「1グループあたり25000円」と提示されたところに相違があるんだよね。
25000円という金額自体が3で割り切れないから、差額の5000円を3で割り切ることもできなくて当然なんだけど、もし5000円を無理やり3で割っていたら、1666円あまり2円。
でも実際に1人あたりに返されたのは1000円のみ。つまり本当に返されるはずだった金額との差は1人あたり666円となって、総額だと1998円。
これにあまっていた2円を足せば、ボーイがネコババした2000円とぴったり合って、何も矛盾は生じない・・・ってことじゃないのかな?