将来はなくなっていてほしい

最近「アルハラ」という言葉が定着し始めているらしい。
アルハラというのは、アルコールハラスメント、つまり飲酒を強要したりする行為のこと。
特に20歳になったばかりの若者に多いようで、たとえば大学のサークルの飲み会などで、先輩が後輩に無理やり一気のみさせたりして、急性アルコール中毒に陥る・・・といったトラブルが後を絶たないんだとか。
まあ今は一気のみの危険性は周知の事実で、昔に比べるとあからさまな行為で「無理やり飲ませる」ことは少なくなったようだけど、それでも「飲まずにいられない」という空気が横行しているのはあいかわらずみたい。
特に日本は集団で何かをしたり、空気を読む能力を求められることが多いので、まわりがノリノリで飲んでいたりすると、自分ひとりだけが飲酒を断るということができず、結果的にトラブルにつながったりするケースが多いんだって。
でも周囲にしてみれば昔のように「一気飲みコール」はしていないから、「一気飲みしろなんて強要していない」と言い逃れできるんだよね。
そういう意味では昔より悪質だなと思ったりするのだけど・・・。
ちなみにこういうのを専門用語で「同調圧力」というらしい。
集団で何かをしているとき、自分だけがその空気になじまない行動をすると、場がしらけてしまうのではないか・・・というおそれから、イヤでも付き合わざるを得ないっていう心理が働くんだって。
確かに場の雰囲気を保つっていうのは大切だけど、でもそれで自分の命を削ったら元も子もないもんなあ。
うちの子たちはまだ小中学生なので飲酒なんて先の話だけど、ちょっと将来が不安になってしまった。