ダウンロード版の方が高いのはなぜ?

今はゲームもパッケージ版とダウンロード版の2種類があって、ユーザーは自分の好みやプレイスタイルなどに合わせて自由に選択できるようになっている。
特にダウンロード版は「発売と同時にすぐプレイできること」「ソフトを持ち歩かなくていいこと」などのメリットがあるので、ダウンロード版を愛用している人も多いみたい。
ただ、気になるのがパッケージ版とダウンロード版の価格差。
データのみのダウンロード版に比べると、パッケージ版は文字通りパッケージやソフトなどの媒体が必要になるから、一般的に考えればパッケージ版の方が割高になると思っちゃうよね。
でも実際はダウンロード版の方が実売価格が高く設定されていることが多いのが現状。
データしか配信していないんだから、そのぶんパッケージ版より安くしてくれてもいいのに・・・と思ったことがある人は私を含め結構多いみたいで、先月行われた任天堂の定時株主総会でも、その点を株主に突っ込まれたんだとか。
その質問に対して、任天堂の岩田社長は「当社としてはソフトの価値を大事にしたいので、パッケージ版とダウンロード版は同じ価格で売るべきだと考えている」と回答。
でも実際にはダウンロード版の方が高い・・・という理由については「パッケージ版とダウンロード版では小売店にとっての在庫リスクが違うから、それを考慮して差をつけている」とのこと。
つまりユーザー目線で価格をもうけているのではなく、あくまで小売店との関係で価格を設定しているってことらしい。
これについては賛否両論で、なぜユーザー目線で考えないのかという批判もあれば、小売との関係がややこしいんだから、これが普通と擁護する声もある模様。
ただ、批判的な意見が多数を占めているそうで、これを受けて任天堂側がどう動くか、そこで今後の支持率も決まるかなあと思う。
まあ昔からパッケージ派の私にとってはあまり関係のない話なんだけど、もしダウンロード版の方が安くなったり、あるいは何か特典がつくようであればそっちを選ぶ可能性もあるから、今後の対応に注目だね。